07.その4:福島城 1

北のまほろば・奥州の城を訪ねて
その4:福島城 1
福島城について
福島城は永いこと安藤氏の本拠地で中世の城館だと思われてきました、それほど立派な遺構を持っているのですが最近の発掘の結果で遺物が平安時代の10世紀後半から11世紀のものに限られていることがわかりました、しかし中央大和政権は此の地にそのような城郭はつくっておりません。
そこで考えられるのは大和律令政権に敵対した勢力の施設ではないかということです、歴博の千田先生の「当時防御性集落をつくった勢力が対立する大和側の多賀城などを刺激として作り上げた、そして奥州藤原氏の平泉柳の御所に繋がっていく」という説が極めて自然に感じられます。多賀城をみると広い外郭部に土を盛り上げ塀を築き内郭を持った姿は福島城に似てます。
津軽海峡や日本海を交流内海とし、岩木川を使って内陸交流した勢力にとり、岩木川河口堰止め湖である十三湖は安藤氏以前の遙か昔から重要拠点であり、湖岸のこの地は福島城の立地は最適だったはずです。(上図は城内の案内図の写真に文字等を加えさせていただきました) 
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